【news】かい EMANON ラストシフトイン
コミュニティ・カフェEMANONを運営する(一社)未来の準備室の職員「かい」こと湯澤魁が、2023年5月末に退職します。
かいは最終勤務となる5月26,28,29,31日の4日間、カフェスタッフとして皆様をお迎えします。
ぜひかいに会いにEMANONにお越しください!
以下、本人よりメッセージです。
コミュニティ・カフェ EMANONを利用してくださっている高校生や地域の皆様
もと高校生な皆様
エマノン応援団の皆様平素より格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございます。
このたび、2023年5月末日をもって、コミュニティ・カフェEMANONを運営する(一社)未来の準備室を退職することとなりました。
2018年春に初めて白河に来てからの5年間、たくさんの経験や思い出、そして何よりも大切な皆さんとのつながりを頂戴しました。
「若者が自らの人生を自分自身の手で生きていくようになるにはどうしたらいい?」という、私自身にもブーメランとして返ってくる問いを心の奥底で持ちながら、カフェの運営や高校生の地域活動の伴走、ユース世代のためのボランティアセンターの立ち上げに奔走してきました。
日々、お店でコーヒーを淹れたり、高校生と数学の問題を前にしてうーんって悩んだり、高校生が自分のつくりたい未来を形作っていくのを目の当たりにしたり、大学生たちと若者の言葉を世の中に発信する機会をつくったり、まちの先輩たちにかわいがってもらったり。
高校生や白河を離れた若者にとって、いつでも何度でも帰ってこられる場所をつくり続けようと意気込んでいたけれど、かけがえのない日々の中で、「かいさん、ちょっと聞いてくださいよ」って声かけに居場所をもらっていたのは私の方でした。
本当にほんとうにありがとうございました。EMANONでの実践の中で、自分の生を主体的に生きていくのに必要なのは、自らを固有の存在として認められる場と、自分の想いを形にする実践の連続なのではないかと思うようになりました。
この5年の間で、たくさんの高校生や若者がEMANONを利用してくださって、数多くの高校生の活動が生まれて、地域の皆さんのもとに高校生が出張して一緒に活動するようになって。「まちを丸ごと若者の居場所にする」という目標も実現に向かっています。高校生の姿から勇気をもらい、私自身が「自らの生を自分で生きねば」と思えるようになり、今後の私自身のキャリアを考えた結果、一度いまの場所から離れて自分自身と向き合う時間をつくることを決断しました。
エマノンでの時間は私にとって青春そのものであり、そうした日々があったのはひとえに皆さまのおかげです。本当にありがとうございました。
エマノンや白河を離れることになりますが、頂戴したご縁はこれからも繋いでいきたいと考えています。理事として法人とは関わり続けますので、これからも仲良くしていただければ幸いです。
昨年度から一緒に頑張ってくれた鈴木冴佳や新しく参画した職員が、これからも変わらず皆様をお迎えしますので、引き続きエマノンのご愛顧・ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。
感謝と愛を込めて
湯澤 魁